県都富山市の概況とまちづくりの基本方針である「コンパクトなまちづくり」について紹介。富山市が目指す「コンパクトなまちづくり」とは鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ,その沿線に居住,商業,業務,文化等の都市の諸機能を集積させることにより,公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりを実現するもので,そのために①公共交通の活性化②公共交通沿線地区への居住促進③中心商店街の活性化の3本柱にして取り組んでいると説明。
コンパクトなまちづくりから「まち」や「人」にプラスの影響や変化がもたらされ,持続性の高い都市となり「選ばれるまち」となると話した。シティプロモーション(魅力発信)とシビックプライド(地域への誇り・愛着)について効果や相関関係を示し,地域を知ってもらうことが重要で,認知度の向上が来訪者の増加・交流の増加につながり,シビックプライドの醸成が地域への関わりを増やし転出者の減少につながると説明。
富山市が現在取り組んでいるシティプロモーションについて,雑誌・テレビ・映画などのメディアやショートアニメムービー制作などの事例を紹介。シビックプライド醸成へ向けての取組として学生まちづくりコンペティションの取組についてや「AMAZING TOYAMA」「アエラムック」「Homing現象促進事業」などの事例を紹介。
シティプロモーションとシビックプライドの両輪で動かすことが重要と話し,選ばれるまち富山市へ向け,コンパクトなまちづくりとシビックプライドの高まり,シティプロモーション加速で総合力の高いまちづくりを進めていくと話した。